年収が高くても難しい!?“貯まらない”というお金の悩み
『お金がなかなか貯まりません・・・!』
私に寄せられる相談のうち、最も多い悩みのひとつです。
貯金できない=年収が少ない、というイメージがあるかもしれませんが、実は平均以上の年収があるご家庭でも、貯金ができないと悩んでいる方は多いのです。
多くのご家庭が抱えている『貯金が苦手』という悩みを解決するには、コツが必要です。今回は貯金を貯める“5つのコツ”をご紹介します!
コツ①考え方が変わる!貯金の方程式
まず最初のお金を貯めるコツは、
『収入から生活費(家賃、食費、教育費など)を使って余ったお金=貯金』ではなく、
『収入から貯金を引いて、残ったもので生活する』ことです。
こちらの有名な方程式をみてみましょう。
☓ 収入‐生活費=貯金
◯ 収入‐貯金=生活費
そんなこと?と思われるかもしれませんが、この家計に対する考え方を変えることが最も大切です。ぜひ覚えておいてください。
コツ②貯金用の口座をつくる
そのためにまず最初に行動することは、『貯金用の口座をつくる』ことです。
貯金できない方の多くが、給与の入る口座(生活口座)と貯金口座が一緒になっています。
これがそもそも『収入‐生活費=貯金 』のダメダメ方程式になる元凶となりますので、物理的に生活口座と貯金口座を分けておきましょう。
コツ③3ヶ月坊主にならないためには?
生活口座と貯金口座を分けて作った場合、実際に生活口座から貯金口座へどのように貯金をスライドさせるのでしょうか?ここが重要です。
多くの方が、
「わかりました!さっそく貯金口座を作って、毎月貯金口座に入れていきますね!」
と言いますが、だいたいやれても3ヶ月です。
給与の入る口座から貯金口座へ毎月手入金したり、ネットバンクを使って振替したりなどの些細な作業が手間となり、だんだん面倒になってくるのです。
ましてや振込は問題外。
自分の資産を移しているだけなのに、振込手数料を払うなんてナンセンスですよね。
そこでオススメしているのは、
『貯金の自動引き落とし=“自動化貯金”』です。
自動化貯金をするために、おすすめの方法が2通り有りますので、ご紹介しましょう。
◆住信SBIネット銀行の定額自動入金サービス◆
給与口座(生活口座)から、毎月27日もしくは5日に、自動で貯金口座に一定の金額を振り替えてくれるサービスです。
引き落としの日付は自分で選択可能で、金額は最低月10,000円~1,000円単位で調整が可能。しかも手数料は無料です。
住信SBIネット銀行 定額自動入金サービス ※詳細に関しては住信SBIネット銀行へお問い合わせください
https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/jido-nyukin/
口座開設はインターネットで手軽にできますし、インターネットで『定額自動入金サービス』の設定や変更も簡単にできます。
しかも、嬉しいことに対応する銀行はメガバンクだけでなく、信用金庫や地方銀行にも対応しているため、地方に住んでいる方や会社で決められている給与口座でやりたい方でも利用できます。
定額自動入金サービスを使うのであれば、住信SBIネット銀行がおすすめです。
その理由は、定額自動入金を使うだけでスマプロポイントと呼ばれるポイントが毎月30円分貯まるためです。
スマプロポイントは500ポイント貯まれば現金に交換できますし、
手数料無料で入金しながら毎月30円もらえるなんてお得ですよね。
他にもいろいろと定額自動入金に対応している銀行がありますが、
もし定額自動入金を使うのであれば、住信SBIネット銀行がおすすめです!
◆保険会社の積立保険を活用◆
保険会社の積立保険であれば、毎月決まった日に引き落としがされますので、自動貯金にはもってこいです。
長期でみると銀行に預けるよりも貯蓄が増えるケースもありますが、一定期間の解約の際には元本割れするケースもありますので、詳細は保険会社にお問い合わせください。
保険会社の中にはクレジットカードを利用できる積立保険もありますので、積立しながらクレジットカードのポイントまでも貯まり、一石二鳥です。
コツ④ここまでやっても貯金ができない、最大の落とし穴とは!?
ここで質問です。
3つ目のコツまで実行して、実際に数年間貯金口座をほったらかしにしていて、久しぶりに残高を見たら、300万円貯まっていました。
その時あなたはどう思いますか?
『いやぁ、頑張ったなぁ』
『私ってすごい!』
と思うのではないでしょうか?
そして、ついつい『頑張ったご褒美に』何か買おうかな?
旅行でも行こうかな?と思ってしまうのではないでしょうか。
実はこれが、貯金ができない最大の落とし穴なのです。
この対策として、ご夫婦の場合、貯金口座の管理はご夫婦そろって行うことをおすすめしております。
住信SBIネット銀行のようなインターネットバンクを使うならID、通常の銀行ならキャッシュカードはご主人が管理し、暗証番号やパスワードは奥様が管理します。そうすることで、ご夫婦2人で話し合わない限り、残高を確認したり引き出しができないようにするのです。
残高を確認する機会を減らし、また、お互いの抑止力が働くことで、『頑張ったご褒美』という“魔法の言い訳”を防ぐことができるのです。
コツ⑤ここまでやっても貯金ができない、最大の落とし穴とは!?
ここまでくれば、あとはいつまでにいくら貯めるのか、というプランニングだけです。たとえば、子どもが生まれてすぐに考えることは、子どもの教育資金を貯めないと!ということですよね。
子どもが18歳になるまでに1000万円を貯める!と計画するとしましょう。
毎月2万円の貯金は可能でしょうか?
そして、夏と冬のボーナスを20万円ずつ貯めるのはどうでしょうか?
実はこれを18年間やるだけで、約1,152万円貯まります。
職場によってはボーナスのないところもありますから、そのようなご家庭は毎月の給与を中心に貯金額を考えると良いでしょう。
毎月の収入からは貯金できないが、ボーナスが大きいご家庭はボーナスを中心に考えましょう。
大切なのは、年間でいくら貯めることができるか?なのです。
このような方法であれば、できそうな気がしませんか?
私は、お客様の収入に合わせ、無理なく無駄なく『これならできる!』と安心して頂くまで、一緒に貯金計画を考えています。
貯金の目的は、決して子どもの教育資金だけではありません。車の買い替えや車検代、住宅購入資金、老後資金、緊急予備資金など、貯金の目的はさまざまです。
入ってはいけない!?学資保険 「パパ・ママ必見!賢い教育資金の貯め方<1>」
子どもが生まれ、子育てにてんやわんやしている時に必ず直面するのが、「子どもの教育資金の準備」。よくお母さん方に「とりあえず学資保険に入っておけば大丈夫ですよね?」と聞かれます。
でも、そんな時に私が必ず言うのは、「“とりあえず”で学資保険は入っちゃダメですよ!」
学資保険に加入する“本当の目的”は何ですか?
「そもそも学資保険に入りたいという目的は何ですか?」
私たちは、必ずこの質問を投げかけます。
すると多くの方が
「自分ではなかなか貯められないので…」
「なんだか保障もつくのでいいかな?と…」
「親に“とりあえず学資保険に入っておきなさい!”と言われたので…」
このような答えがかえってきます。
その目的をまとめると、
「お金を貯めたい」
「万が一の際の保険もついてくる」
と、こんなところではないでしょうか。
さて、一方で「学資保険」には大きく2つの機能があります。
それは
①教育資金を貯める(積立機能)
②万が一の保障(保険機能)
です。
これらは上記の
「お金を貯めたい」
「万が一の際の保険もついてくる」
の目的を一見満たしているように思いますよね?
ところが実際は…
①「お金を貯めたい」⇒投資金額を下回る『元本割れ』に
②「万が一の際の保険もついてくる」⇒子どもが入院した時、亡くなった時の保障。親が亡くなった時には、保険金の“支払い”が免除されている。
が、現状だとしたらいかがでしょうか。
学資保険は元本割れする!?
まず、学資保険を選ぶ時は
「支払総額はいくらなのか?」
「もらえるお金の総額はいくらなのか?」
単純ですが、これを必ず確認してほしいです。
学資保険といえば「かんぽ生命」。
2012年5月28日に「学資保険の元本割れが解消!」という内容の記事が日経新聞の1面で取り上げられました。
参考記事「学資保険の元本割れ解消 かんぽ生命、来年にも新商品」
「え?もしかして、学資保険は元本割れが当たり前だったの?」
実は、そうなのです。
「支払った金額」が「もらえる金額」を上回るのが当たり前だったのです。
“なんとなく”学資保険に入ると、元本割れしてしまい、だったら銀行で普通に貯めておけば良かった、となりますので必ず「支払い総額」と「もらえるお金の総額」は確認しましょう。
保障機能はいったい誰のため??
「学資保険」という名前のとおり、これは「保険」です。
なので、実はきちんと保障機能があるのです。
では、どんな保障機能なのでしょうか?
実はこれ、「子どもが亡くなったときの保障」なのです。
子どもが亡くなってお金を受け取るって、果たしてどうなのでしょうか…
子どもが亡くなって経済的に困ることはないはずです。
それよりも、お父さんお母さんが亡くなった時に子どもが望んだ教育を受けられなくなってしまうことの方が一番困るのではないでしょうか。
この点も踏まえて、ご自身の家庭に合った保険を選んでいきましょう。
親が亡くなった時の “支払い免除”は果たして有効か?
学資保険には親(契約者)が亡くなった際に、保険の支払いが免除になる機能がついている場合があります。
例えば、「子どもが18歳になった時に、200万円もらえる学資保険」に加入しており、子どもが10歳の時に契約者である「お父さん」が亡くなったとします。そうすると毎月払っていた保険料は免除され、支払いがなくなります。
そして、10歳から保険料を1円も払っていないにも関わらず、18歳になった時に200万円がもらえます。
これはとても助かりますね! “親”に万が一のことがあっても、きちんと200万円がもらえますね!
でも、これって…
実はもらえるのは、子どもが18歳になってから。それまでの間は、もらうことができません。子どもが10歳の時にお父さんが亡くなって、一番経済的に大変な時にお金がもらえないのです。あくまでも200万円がもらえるのは18歳。あと8年、待たないといけない計算です。
場合によっては、有効とは言えないように思えるのは私だけでしょうか。
教育資金、いくら貯めたい?プロが実践!「パパ・ママ必見!賢い教育資金の貯め方<2>」
前回は教育資金を貯める上で陥りがちなワナを書きました。
今回は
・そもそも子どもの教育資金はどれくらいかかるの?
・保険で積み立てる必要はあるの?
・お金のプロが実践する教育資金の貯め方とは?
という疑問に応えていきたいと思います。
そもそも、子どもの教育資金はどれくらいかかるの?
教育資金を貯めるぞ!というお父さんお母さんに
「では、いくら貯めたいんですか?」と聞くと、実は意外と答えられない方が多いです。
これは目的地を定めずに航海する船と同じです。
目標のないまま「(とりあえず)貯めたい」で、果たして子どもの教育資金に足りるだけのお金は貯まるのでしょうか?
そのため、まずは目標を設定するためにも「子どもにかかる教育資金」を見てみましょう。
子どもの教育資金は1人1,000万円ってよく聞くけどホント?
ここで、「保護者が支出した教育費(2012年度)【文部科学省「平成24年度子どもの学習費調査】」を見てみましょう。
文部科学省『平成22年度国立大学の授業料、入学料及び検定料の調査結果について』
文部科学省『私立大学等の平成24年度入学者に係る学生納付金等調査結果について』
日本学生支援機構『平成24年度学生生活調査』
例えば、幼稚園(公立)→小学校(公立)→中学校(公立)と進学し、高校は私立、大学は私立文系(自宅通い)となった場合でも総額は13,142,606円となります。
これらを踏まえたうえで、考えてみましょう。
子どもが高校生になるくらいから、貯金ができなくなるってホント!?
上記のように、例えば、お子さんの教育資金が合計で約1000万円必要だった場合、今すぐ1000万円を用意する必要はありません。
なぜなら、保育園代や幼稚園代のように、月々のやり繰りから支払うことができるからです。
年間200世帯以上のご家庭からお金の相談を受けている私の感覚でいうと、お子さんが高校生になるくらいから収入より支出の方が多くなり、「貯金ができなくなる」傾向にあります。
そして、多くのご家庭では、大学受験を機に月々のやり繰りから教育資金を捻出するのが厳しく(毎月赤字に)なってきています。
ですので、子どもが18歳までに1000万円が貯まるようにするのではなく、子どもが17〜18歳時には大学の学費ぐらいの金額を準備しておくのが現実的ではないでしょうか?
大切なのは、「いつまでに、何のために、いくら貯める」のかを明確にしておくことです。
子だくさんの家庭は一人あたり1,000万ずつ貯めなきゃならない!?
子だくさんのご家庭からは、こんな相談もあります。
『うちは子どもが4人いるので、4000万円貯めないといけないんですか!?』
もちろんそれができたら最高ですが、現実は厳しいですよね。
なら、子だくさんのご家庭はどうすればよいのでしょうか?
それは、今ある収入の中で精一杯やり繰りし、今の収入からでき得る限り自動的に貯金していくことです。
年収に対する貯蓄していくべき目安金額は『自動化貯金のススメ』を参考にしてください。
子だくさんのご家庭は特に、いつどの子にどのくらいのお金が必要になるのかを把握しておくことが大切です。
教育は親の意向だけでなく、受験制度や子どもの進路希望で想定が狂ったりすることも多々あります。
どうしても資金が足りない場合は、奨学金制度などもありますので、そちらでカバーしていくことも検討しましょう。
保険で教育資金を積み立てる必要はあるの?
前回の記事で学資保険という保険を利用して積み立てた場合のワナを書きました。
それはまとめると
・元本割れリスク
・死亡保障の対象が子ども
・支払免除機能が役立つか状況によっては疑問
ということです。
ここまで見ると確かに『保険で貯める必要はないのでは?』と感じてしまいますよね。
でも、そう結論づけるのはまだ早いのです。
お金のプロは実際にどのように教育資金を貯めているのか
実際のところ、私たちお金のプロが自動化貯金だけで教育資金を貯めているか、というとそうではありません。
私も保険を活用しています。
その理由は長期的な(10年を超える)貯金であれば、銀行の定期預金よりも増える可能性があるからです。
ただし、『学資保険』という名前の商品は利用していません。私たちは『終身保険』を活用しています。
『終身保険』を活用すると、お金が貯まる???
私たちお金のプロが教育資金の積立目的に、なぜ『終身保険』を活用しているのか。
それは、以下のポイントを押さえるようにしているからです。
【ポイント1】死亡保障の対象は子どもではなく、親(大黒柱)にする
多くの学資保険は死亡保障が付いています。でも、子どもが亡くなって経済的に困ることはありません。
むしろ困るのは、大黒柱のお父さん(もしくはお母さん)が亡くなって、自分が行きたかった道(進学)を諦めなければならなくなった時です。
死亡保障の対象を大黒柱のお父さん(もしくはお母さん)に設定するのは必然ですよね。
【ポイント2】
支払総額と貰える額を比較する
元本割れしないかどうかをチェックしてください。貰える額より支払いの方が多かったら積み立てる意味がありませんよね。
【ポイント3】
満期は保険会社が決めるものではなく、自由満期(自分が決める)ものを選ぶ
保険には満期という制度があります。これは、その時期(年齢)に達したら、自動的に受け取らないといけない、という制度です。
学資保険の場合、その多くが『年齢』で満期が決まっています。
もしも、年齢で満期を設定していて学齢がズレてしまっていた場合、必要な時期に必要な金額がもらえないことも。
例えば、学資保険の満期金を当てにして私立大学を5~6校併願し、満期はもっと後だと分かったら、目も当てられません…
また、大学は4月入学ですが、アメリカの大学は多くが9月入学。このように、時期がズレてしまう可能性もあります。
さらには、お子さんが進路を変更して、予定よりも早くまとまったお金が必要になることも考えられます。
ですので、私たちは保険会社が決めた満期は非常にリスクが高いと考えています。
私たちは『満期のない保険』(必要になれはその時点で解約できる保険)で準備することをおすすめしています。
【ポイント4】なるべく早く貯金を始め、子どもが高校生になる前に貯めきる(目安は10年)
学資保険というと、18歳まで支払い、18歳で満期を迎えるのが一般的です。
でも、上記で述べたように、多くのご家庭でお子さんが高校生あたりから月々のやり繰りの中で貯金ができなくなります。
つまり、貯金できる余裕がないのに、学資保険のお金だけは無理して確保しなければならなくなるのです。
ですので、私たちはなるべくお子さんが高校生になる前(できれば中学生になる前)に、貯められるだけ貯めきってしまうことをおすすめしています。
そして、そのためには、お子さんが小さいうちからなるべく早く貯金を始めることが大切です。10年を目安になるべく短期間で貯めきってしまいましょう。
お子さんの年齢にあわせて、銀行で貯めるのか、保険で貯めるのかを考えよう
最後に、お子さんの年齢にあわせて、
銀行での「自動化貯金」の仕組みを使うか、保険で『終身保険』(一般的に最短10年)の積み立てをするか、を考えます。
私たちは基本的に、
10年以内に高校や大学の学費がかかるお子さんの教育資金=銀行での積み立て
10年以上先に高校、大学が控えているお子さんの教育資金=保険での積み立て
と、それぞれのご家庭の状況にあわせてアドバイスしています。
それぞれのメリットを有効活用していきましょう。
専門家を交えて夫婦でしっかり話し合いましょう
教育資金は、大切なお子さんの将来を守るためのお金です。
決して配偶者任せにするのではなく、ご夫婦でしっかり話し合って決めましょう。
『子育て』が『孤育て』にならぬよう、日頃から夫婦のコミュニケーションをとり、信頼できるお金の専門家のアドバイスを元に検討していくことが大切です。
貯金は人生の可能性を広げます。
もしあなたがお金のことで少しでも不安や悩みをお持ちでしたら、私にご相談下さい。
『一生幸せで豊かな生活』 が実現できるように全力でサポートをさせて頂きます。
お申込み方法は簡単です「下記のフォームに必要事項をご入力頂き、お申込み下さい」
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追 伸
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